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 アルミエース(本社東京)は,アルミニウム合金鋳物の熱処理向けに箱形流気式電気炉を導入し,2009年7月から稼働させる。有効寸法は幅2000×高さ1500×奥行き3500mmで,これまで処理できなかった大型のワークを熱処理できる。T4処理(溶体化処理後に自然時効処理する),T5処理(高温加工から冷却した後、人工的に時効硬化処理する),T6処理(溶体化処理後,人工的に時効硬化処理する)に対応する。

 同社によると,アルミ鋳物の大型化や一体化が進んでおり,大型ワークの熱処理への需要が高まっている。しかし現状は,大型ワークの熱処理が可能なメーカーが少ない。同社には,熱処理設備を持つ会社に依頼したが変形が大きい,納期が長い,といった課題が寄せられていたという。

 同社は,炉の製造技術や熱処理品に関するノウハウを有する。今回,そうしたノウハウを生かして大型熱処理炉を設計した。炉のメンテナンスやコスト低減のための設備改善も可能なため,処理コストを抑えられるのが強みとする。