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 台湾Prime View International Co., Ltd.(PVI)は,開催中のディスプレイ技術の国際学会「SID Display Week 2009」のシンポジウムで講演し,2009年後半に最大で9.7型のフレキシブルな電子ペーパー・モジュールを量産出荷する計画を明らかにした(講演番号10.2)。既に,それを予測する一部報道があるが,PVI社自身が公開の場で認めた格好である。

 PVI社は講演の中で,同社が「EPLar(electronics on plastic by laser release)」プロセスでフレキシブルな電子ペーパー・モジュールを開発中であることを明らかにした。EPLarプロセスの概要は次のようになる。まず,ガラス基板上にポリイミドを10μmの厚さでコーティングし,その上にアモルファスSiから成るTFT層を形成する。さらに,PVIが最近買収を発表した米E Ink Corp.の表示シートを張り合わせる。ドライバICやフレキシブル・プリント基板などを実装した後,レーザ光を用いて,ポリイミド膜をTFT層などと共に,ガラス基板からはがす。これによって,ポリイミド膜がTFTの基板の代わりになる。TFTの特性などは,ガラス基板上に直接形成した場合と違いがないという。

 PVIがこの方法で開発したフレキシブル電子ペーパー・モジュールの寸法は,1.9型,6型,8型,9.7型である。9.7型は新聞を読むのにちょうどよいという。一方,10型や12型については,同社が現在持つ2.5世代の製造ラインではコスト高になるとして現時点での開発を否定した。