PR

 韓国のソウル近郊で開催されたLED照明の展示会「LED EXPO/FPD EXPO 2009」注1)(5月20日~23日,KINTEX)は,LED照明器具や照明用LEDランプの売り込みに意気込む韓国メーカーの出展で,活気にあふれていた。韓国ではこの1~2年でLED照明分野に乗り出す企業が急増している。このような新規参入メーカーが,LEDの採用で先行する日本の参加者に向けて盛んに売り込みをかける姿が目についた。

注1)Korea LED Association(KLEDA)らが主催し,日本のLED照明推進協議会(JLEDS)などが協力している。展示会はLED EXPOとFPD EXPOの同時開催だったが,会場のほとんどはLEDに関する展示で埋め尽くされた。FPD EXPOの展示内容も,LEDを中心とするバックライト関連部材に集中していた。なお,展示会と同時にフォーラム/セミナーとして「International Green Lighting&Display Seminar and Forum 2009」が開催された。

「LED EXPO」が開催された韓国ソウル近郊のKINTEX
[画像のクリックで拡大表示]
オープニング・セレモニー
[画像のクリックで拡大表示]

 LED EXPOには,8カ国,229社から,474小間の出展があった注2)。来場者は3日間合計で約2万6000人。出展社のほとんどは韓国メーカーである。大手企業では,KUMHO Electric, Inc.やSamsung LED Co., Ltd.などが出展した。KUMHOは照明用LEDなど,Samsung LEDは液晶パネル用のLEDバックライトなどを,それぞれ展示していた。なお,日本からは,JLEDSとサンユレックがブースを構えていた。

注2)日本で開催された「ライティング・フェア 2009」(3月3日~6日,東京ビッグサイト)の出展社・小間数は134社,518小間だった。

Samsung LED社のブース
[画像のクリックで拡大表示]

 今回の展示会の印象を日本からの参加者に聞いたところ,「韓国メーカーの活動は非常に積極的」と語る人が多かった。世界的に有名な照明デザイナーである石井幹子氏も,LED EXPO併設セミナーでの講演後,展示会場の感想を「とても興味深く感じた。電球型の展示が多く,面白かった」と語った。韓国メーカーについては「積極的に取り組んでいる」(同氏)と評価していた注3)

注3)石井氏は,Samsung LEDが展示していたLEDバックライト液晶テレビについても,「非常に美しくコントラストも素晴らしい」と評価していた。

 実際に,韓国各社のブースでは,訪れる日本人に向けて盛んに売り込みをしている姿があちこちで見られた。韓国メーカーが特に日本に向けて売り込みを図るのは,日本はLED照明の採用に積極的で実際に先行しており,「日本は大きな市場」と認識されているためである。ドイツのLED企業の関係者も,「日本は照明のLED化が速く,市場が大きいと考えている」と語る。

展示会場の様子(1)
[画像のクリックで拡大表示]
展示会場の様子(2)
[画像のクリックで拡大表示]