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太陽光発電ロードマップ(PV2030+)
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ロードマップ見直しのポイント
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NEDOが進める太陽電池関連プロジェクト
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 NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)は,2004年に策定した太陽電池の技術開発戦略「ロードマップ(PV2030)」を見直し,「太陽光発電ロードマップ(PV2030+)」として発表した。変換効率の目標値を高めたほか,従来は2030年までだったロードマップを2050年まで延長し,さらに新たに開発完了時期の項目を加えた。

 結晶Si型太陽電池の実用モジュールの変換効率の目標値は,2020年に20%(従来は2020年に19%),2030年に25%(従来は2030年に22%)に高めた。さらに2050年の目標値として,方式は定めずにモジュール変換効率40%を新たに加えた。目標値を高めた理由は,NEDOが進めている太陽電池の研究開発が順調に推移していることに加えて,「覚悟のほどを見せるため」(NEDO 新エネルギー技術開発部長の福田秀樹氏)である。
 変換効率の目標値を高めたものの,発電コストの目標値は2020年に14円/kW時(業務用電力並み),2030年に7円/kW時(事業用電力並み)と,従来のロードマップと変わらない。

 今回のもう一つの変更点は,開発完了時期の新設である。「技術開発が終わったにも関わらず,実用化が遅れている」(NEDO)現状を変えるために加えた。具体的には,従来のロードマップで“2010年”に発電コスト23円/kW時(家庭電力並み)の実現を掲げていたが,今回のロードマップで“2010年以降”に見直さざるを得なかった点を踏まえたものである。
 実用化時期の遅れを回避するために,14円/kW時の開発完了時期を2017年(実用化時期は2020年)に,7円/kW時の開発完了時期を2025年(実用化時期は2030年)に設定した。実用化時期から3~5年前に開発完了時期を設定することで,目標通りの実用化を目指す。