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 FPD関連の市場調査を手掛ける米DisplaySearch社は,2009年第1四半期(1月~3月)の液晶テレビ世界出荷台数のうち25%がOEM製品だったと発表した。韓国Samsung Electronics Co., Ltd.や韓国LG Electronics Inc.,シャープいったメーカーの生産委託比率は10%にも満たないが,ファブレスの米Vizio, Inc.が生産台数の全量をOEMでまかなっているほか,オランダRoyal Philips Electronics社が6割強,東芝が4割弱を生産委託している。

 2009年第1四半期の液晶テレビOEM市場で出荷シェア首位に立ったのは台湾TPV Technology Ltd.だった。Vizio社やPhilips社を顧客に持ち,第1四半期は20.6%のシェアを獲得した。2位はトルコVestel Groupで17.2%,3位は台湾Amtran Technology Co.,Ltd.で12.4%となっている。

液晶テレビOEMシェア
液晶テレビOEM上位10社の出荷台数シェア
(2009年第1四半期,出典:DisplaySearch)

 DisplaySearch社は,業界全体の生産委託比率が2010年には30%を超えると予測した。ただし,現在は液晶パネルの供給が不足しており,OEM企業は自社ブランド・メーカーに比べて高値でパネルを購入することになるため,液晶テレビ業界でのOEMの広がりは抑制されていると指摘する。液晶テレビ向けのパネル需要増加を背景に,2009年第1四半期は,デスクトップ・パソコン用の液晶モニタ向けパネル350万枚が,26型以下の液晶テレビに転用されたという。