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図1 ソニーの液晶テレビ「BRAVIA ZX5」(46型品)
図1 ソニーの液晶テレビ「BRAVIA ZX5」(46型品)
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図2 46型品は最薄15.8mm
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 ソニーは2009年9月9~11日に都内で開催中の販売店向けイベント「Sony Dealer Convention 2009」で,2009年9月7日に発表した同社の液晶テレビ「BRAVIA ZX5」シリーズを披露した(ニュース・リリース)。表示部が最薄15.8mmと超薄型であることをウリにするほか,1080p(1920×1080画素,プログレッシブ)のHD映像を非圧縮で無線伝送する機能を備える。

白色LEDは1辺に配置

 ZX5シリーズは,画面寸法が46型と52型の2種類。表示部とチューナー部を分離した構造を採用する。表示部の厚さは,46型が最薄15.8mm,52型が最薄16.6mm。同社の従来モデルである40型で最薄9.9mmの液晶テレビ「ZX1」シリーズと同様,光源に白色LEDを利用し,それをパネルの端に配置するエッジ・ライト型のLEDバックライトを採用する(Tech-On!の関連記事1)。

 ただし,白色LEDを配置する場所は,今回の製品と従来品で異なる。従来品ではパネルの4辺に白色LEDを搭載していたが,今回の製品ではパネル下部の1辺にのみ白色LEDを配置する。発光効率の高い白色LEDを採用したほか,バックライトの導光板の構成を見直したという。搭載する白色LEDの個数は,「回答できないが,従来品に比べて格段に少なくなった」(同社の説明員)という。

非圧縮の1080p映像を無線伝送

 今回のZX5シリーズは,表示部とチューナー部が60GHz帯のミリ波を用いて,1080p映像を非圧縮で伝送する。無線伝送ユニットは表示部とチューナー部にそれぞれ内蔵し,外付けユニットは不要となる。表示部にはHDMIコネクタを搭載しないため,有線でHD映像を伝送できない。従来品(ZX1)は,最大1080i(1920×1080画素,インタレース)映像までしか非圧縮で無線伝送できなかった(Tech-On!の関連記事2)。今回の製品では1080p映像を非圧縮で伝送できるため,「HDMIケーブルを用いる必要性がなくなった」(同社の説明員)という。

 伝送方式には,ソニーが独自で開発した仕様を用いた。60GHz帯のミリ波は電波の直進性が強いため,障害物などの影響で伝送が途切れる場合がある。このため,「壁など反射波を利用し,別の伝送経路に瞬時に切り替える機能を備えた」(同社の説明員)。なお,ミリ波を用いた伝送規格としては,ソニーやパナソニック,米SiBEAM,Inc.などが策定を進めるWirelessHDがある。パナソニックが2009年2月に発表したPDPテレビは,WirelessHDを用いて1080p映像を非圧縮で伝送する機能を備えている(Tech-On!の関連記事3)。

■変更履歴
記事掲載当初,5GHz帯を利用する伝送技術では1080p映像を伝送できないような誤解を招く表現になっていましたので本文を一部削除しました。現状,5GHz帯を利用して1080p映像を伝送する技術は登場しております。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。