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 伊仏合弁STMicroelectronics社は,新しい省電力技術を搭載した8ビットMCUである「STM8Lファミリー」の量産を開始した(発表資料)。三つの製品ラインで合計26種類を用意した。エンドユーザーのグリーン志向が高まる中,幅広いジャンルにおいて省電力性の高い製品を構成できる。

 STM8Lファミリーは130nmプロセス上で,特にリーク電流を最小に抑えるようにデザインされた専用プラットフォームで製造される。このプロセスの特徴は,供給電圧が1.65V~3.6Vという広い範囲でCPUコアをフル駆動できる上,消費電力供給電圧と連動していない点だ。これにより,設計をシンプルかつ柔軟に行える。

 加えて,内蔵する省電力不揮発性メモリと複数の電力管理モードにより,消費電流も抑えられる。システム全体としての消費電流は,150μA/MHzという低い水準。

 STM8Lファミリーは同社のSTM32ファミリーとピン互換であり,また内蔵するデバイスはソフトウエア互換である。これによりアプリケーション設計を容易にすると共に将来のスケーラビリティが確保されている。

 「STM8L101シリーズ」が,STM8Lファミリーのエントリ製品となる。このシリーズは最大8Kバイトのフラッシュ・メモリを搭載し,20/28/32ピンのパッケージで提供される。

 製品価格は4Kバイトのフラッシュ・メモリを搭載した「STM8L101」でQFN20の3mm角パッケージの場合,1万個あたりの価格が0.68米ドルとなっている。

  なお,STマイクロエレクトロニクスは,今回の製品を11月18日-21日にパシフィコ横浜で開催の「Embedded Technology 2009」で展示する予定。