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 米Maxim Integrated Products, Inc.は,超音波センサアプリケーション向けにミックスドシグナル回路を統合したマイコン「MAXQ7667」を発表した(発表資料)。MAXQ7667は,高集積データ収集システム(DAS)を統合しており,長距離の測定で衰弱した信号の測定や複数の対象物の特定が必要なアプリケーションを低コストで実現できる。例えばEPA(Electric Parking Assist,駐車アシスト)やPDC(Park Distance Control:駐車距離制御)といった,自動車向けセンサーアプリケーションに最適な製品である。また,産業制御や工場管理,あるいは位置測定が必要となるハンドヘルド向けアプリケーションにも適する。

 MAX7667は,7mm角のパッケージに,バースト制御(パルス発信),アナログ受信回路,DSP,及びマイクロコントローラといった,精密な位置測定に必要とされる機能ブロックを統合している。これはシステムの低コスト化と可搬性の向上に役立つ。

 MAXQ7667のプログラマブル・バースト周波数ジェネレータは,温度やトランスデューサの補正機能と診断機能を持つ。受信経路には可変利得アンプ,16ビットのシグマデルタADC,OOB(帯域外ノイズ)を低減するためのデジタルバンドパスフィルタ,およびエコーエンベロープを生成するためのローパスフィルタを持つデジタル復調器が含まれる。

 内蔵される16MIPSの16ビットMCUは,32Kバイトのフラッシュ・メモリ,4KバイトのデータRAM,8KバイトのユーティリティROMを内蔵する。MCUは,パラメータの動的な最適化,時間とノイズに基づくスレッショルドの変更,トランスデューサに合わせた周波数の最適化,対象の位置に基づく電力とスレッショルドの調整を行う設定が可能である。

 MAXQ7667は48ピンのLQFPで供給され,-40℃~+125℃という,自動車向けパーツに求められる温度範囲をフルサポートする。価格は1000個の場合8米ドルから。開発を迅速に行うための評価ボードとPCベースのIDE(デバッガ,アセンブラ・リンカ,有効期限付のIAR Cコンパイラ,シミュレータが含まれる)をパッケージした開発キットも用意される。またMaximのWebサイトでアプリケーションノートとサンプルコードも提供される。