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 組み込み向け開発ツールを手掛けるスウェーデンIAR Systems ABは,同社が販売するARM向けの統合開発環境「IAR Embedded Workbench version 5.40」でARMの「Cortex-R4」のサポートを行うことを発表した(発表資料)。パッケージにはエディタとプロジェクト管理ツール,「ARM/Thumb-2」向けの高度な最適化を行ったコードを生成するC/C++コンパイラ,ランタイムライブラリとしても動作するC-SPYシミュレータ,リロケータブルなコードを生成するアセンブラ,リンカ,及びライブラリツールが含まれる。このコンパイラは,MISRA(Motor Industry Software Reliability Association)が開発したコーディング規約である「MISRA-C:2004」のルールにあわせてのチェックも可能になっている。

 パッケージには評価版の「IAR PowerPac RTOS」も付属している。このRTOSにはファイルシステムやUSBスタック,TCP/IPスタックが含まれる。RTOSの機能拡張用プラグインは,IAR Systemsをはじめ他のRTOSベンダーからも提供されている。

 英ARM Ltd.のProcessor DivisionでDirector of Product MarketingのHaydn Povey氏は「Cortex-R4プロセッサは当初,複雑なSoCアプリケーションをデザインするユーザーにライセンスする形でスタートした。しかし現在では,Cortex-R4コアは広い範囲のユーザーに向けたハイエンドのMCUとして利用されていることは明らかである。われわれはIAR SystemsがIAR WorkbenchでCortex-R4のサポートを行うことを大変歓迎する。広範な業界のツールのサポートがあることが,我々とパートナーにとって成功の重要な鍵である」と述べている。

IAR Systemsは今回の製品を,2009年11月18~20日にパシフィコ横浜で開催される「Embedded Technology 2009(組込み総合技術展)」のARM社のブースでデモなどにより紹介する予定だ。