PR

 米Silicon Laboratories Inc.は,同社の静電容量式タッチ・センサ「QuickSense」を組み込んだマイコン「C8051F800ファミリー」を発表した(発表資料)。セットトップボックスや照明/温度制御パネル,ホームセキュリティコントローラ,POS,各種携帯機器など,幅広い分野に向けた製品をターゲットとしている。

 F800ファミリは,高精度なCDC(Capacitance to Digital Converter)を内蔵しており,25MIPSの性能を持つCPUから40msで検出が可能である。タッチ・センサはボタンのほかスライダとホイールをサポートし,従来のメカニカル・スイッチを置き換えられる。また試作と量産で異なる状況(表面のラミネートや位置の変更など)になっても,CDCとファームウェアにより補正が可能である。CDCのCPU負荷はごく僅かであり,CPU性能の殆どは他の処理に費やすことが可能。

 省電力が必要とされる機器において,タッチ・センサの搭載は非常に難しい。これに対して,F800ファミリは「Wake-on-Touch」という機能を搭載している。通常,MCUはパワーセーブモードにおかれるが,タッチされたイベントで通常モードに復帰する仕組みで,これにより消費電力が抑えられる。

 F800ファミリは,「F700」や「Si1102/Si21120」など同社のQuickSenseを内蔵する製品同様に,「QuickSense Studio」でサポートされている。QuickSense Studioは容量センサの機能や形状に合わせて,セットアップや校正の機能を含む必要なコードをウイザード式に自動生成する。開発者はまた,自身のコードのテストやパフォーマンス評価も同ツールで可能である。

 また,99.99米ドルで発売されている低価格な開発キット「C8051F800DK」でサポートされる。同キットにはQuickSense StudioのほかにIDE,ターゲットボード,ケーブルや電源などアプリケーション開発に必要なものがすべて含まれる。F800は,既にSOIC16/QFN20/QSPO24のパッケージで出荷を開始している。価格は10000個あたりで1.56米ドルから。