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 米Silicon Laboratories Inc.は,業界で最も低い水準の消費電流で動作するMCU「C8051F91x/0x」ファミリを発表した(発表資料)。F91x/0xは,スマートメーターやRFIDタグ,個人用医療機器,エネルギー監視機器,ホームセキュリティ,煙/火災探知機といった幅広い用途に最適と言う。

 F91x/0xは,アクティブモードであっても160μA/MHzという低い消費電流を実現する。スリープモードにおいては,RAMの内容を保持した状態で,RTC及びブラウンアウト検出回路をオンにした場合は300nA,これらをオフにした場合は10nAという消費電流で済む。また,スリープモードに入っている状態から,データの送受信や割り込みなどでアクティブモードに復帰する際には消費電流が一時的に大きくなるが,スリープからの復帰に要する時間を短縮(2m秒未満)することで,この無駄を最小限に抑えた。

 F91x/0xは同社の「C8051F9xx」ファミリの一部であり,8Kバイトもしくは16Kバイトのフラッシュ・メモリのオプションが用意され,最大25MIPSの演算性能と,自動省電力バーストモードを持つ12ビットのADCを含むアナログ周辺回路が統合されている。F9xxはソフトウエア及びパッケージ互換であり,開発コストを低く抑えることが可能だ。

 F91x/0xには,高効率なDC/DCコンバータが内蔵されており,0.9Vで動作できるため,単3/単4乾電池での動作も可能である。またDC/DCコンバータは最大65mWの出力も可能であり,これを使ってLEDやRFトランシーバ,センサなどの外部コンポーネントを駆動できる。

 既に量産出荷中で,24ピンの4mm角パッケージで提供される。価格はC8051F91xが1万個あたり1.69米ドルから,F90xは1万個あたり1.53米ドルからとなっている。「F912開発キット」は99米ドルで,組み合わせる「ToolStick912DCドーターカード」は9.99米ドルで提供する。