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 米Analog Devicesは,高精度アナログモジュールを搭載したMCU「ADuC7023」および「ADuC7122」を発表した(発表資料)。波長可変型レーザを使った光トランシーバや光モジュールへの組み込みなどに適したパッケージサイズで,高レベルのプログラミング性能や周辺回路を備えている

 どちらの製品もARM7プロセサをベースに,最大126Kバイトのフラッシュ・メモリを搭載する。またオンチップで12ビットのADCとDACを搭載しており,外部にADC/DACを搭載した場合と比較して,75%のサイズを節約できる。また16レベルの割り込みプライオリティと割り込みネスティングをサポートする。DAC出力とGPIO出力はソフトやWatchdog resetで制御可能である。

 ADADuC7122は,41.78MHz駆動のARM7TDMIコアに8KバイトのSRAMと128KバイトのEEPROMメモリをもち,このEEPROMメモリはソフトによって自身で書き換え可能である。一般的な製品はPWM制御と低性能のADCを使ってモニタリングと制御を行うのに対し,ADuC7122は14チャネル/12ビット 1MSPS SAR(連続近似レジスタ)のADCと12バッファ/12ビット DAC,プログラマブルのゲインアンプとオンチップの温度センサを備えている。これらの高精度コンポーネントを使うことで,波長可変型光モジュールを堅牢かつ容易に構成可能である。また,Wake-upタイマとWatchdogを含めて五つのタイマーを内蔵。さらには二つのI2Cインタフェース,SPI,UART,32のGPIOを搭載する。このGPIOは入力/出力/オープンドレインに設定可能である。パッケージは7mm×7mmの108ball BGAパッケージで提供される。

 ADuC7023は波長固定光モジュール向けの製品であり,SFP/SPF+/XPF/GPONなどに適している。8KバイトのSRAMと62Kバイトのフラッシュ・メモリ/EEPROMを搭載し,19のGPIO,三つの汎用タイマ,16のプログラマブルロジックエレメントを搭載する。また12チャネル/12ビット1MSPSのADCと16ビット/6チャネルのPWM,4バッファの12ビットDACを搭載する。5mm×5mmの32ピンLFCSP(Lead Frame Chip Scale Package)で提供される。

 どちらの製品も-10℃~+125℃の温度範囲で動作し,既に出荷開始している。1000個あたりの価格はADuC7122が8.90米ドル,ADuC7023が3.65米ドルである。