PR
図1 Ericsson社 Head of Product Line LTEのThomas Noren氏
図1 Ericsson社 Head of Product Line LTEのThomas Noren氏
[画像のクリックで拡大表示]
図2 会場でのLTE無線デモ。基地局は会場の裏に設置しているという
図2 会場でのLTE無線デモ。基地局は会場の裏に設置しているという
[画像のクリックで拡大表示]
図3 LTEの下りにおけるデータ伝送速度は平均22Mビット/秒,最大45Mビット/秒
図3 LTEの下りにおけるデータ伝送速度は平均22Mビット/秒,最大45Mビット/秒
[画像のクリックで拡大表示]
図4 DC-HSPAのデモの様子
図4 DC-HSPAのデモの様子
[画像のクリックで拡大表示]
図5 DC-HSPAの下りのデータ伝送速度は平均50Mビット/秒,最大60Mビット/秒
図5 DC-HSPAの下りのデータ伝送速度は平均50Mビット/秒,最大60Mビット/秒
[画像のクリックで拡大表示]

 スウェーデンEricsson社は,3.9世代移動体通信システム「LTE(long term evolution)」で,下りのデータ伝送速度で1Gビット/秒となる無線伝送のデモに成功したと,スペイン・バルセロナで開催中の「Mobile World Congress 2010」で発表した。「使用する周波数帯や通信事業者の採用計画にもよるが,我々としては2014年を目処に商用化を目指す」(同社 Head of Product Line LTEのThomas Noren氏)という。

 周波数帯は2.6GHz帯を使用する。帯域幅は80MHz(20MHz×4),送信と受信が4チャネルずつのMIMO(multiple input multiple output)を採用した。同社はこのデモを,スウェーデンにある研究所内で実現したとする。 

 Ericsson社のブースでは,スウェーデンの通信事業者であるTeliaSonera社に納入しているLTEの基地局を使ったLTEの無線デモを披露している。使用する端末は,韓国Samsung Electoronics社のUSBドングル型のデータ通信端末。帯域幅は10MHz,送信と受信が2チャネルずつのMIMOを採用するなど,商用サービスと同条件でのデモを披露した。デモにおける下りのデータ伝送速度は平均22Mビット/秒程度だった。なお,TeliaSonera社のLTEサービスに関しては,「2010年春に帯域幅が20MHzに拡大する予定」(Ericsson社のNoren氏)。

DC-HSPAは84Mビット/秒

 Ericsson社は,DC-HSPA技術による伝送デモも披露している。帯域幅は10MHz(5MHz×2),送信と受信が2チャネルずつのMIMOを使って,下りのデータ通信速度を最大84Mビット/秒に高めた。会場では有線によるデモを披露しており,下りのデータ通信速度は平均50Mビット/秒程度だった。

 LTEとDC-HSPAの棲み分けに関しては,「事業者の設備償却の計画に合わせて,個々の要望に対応して提供していく」(Ericsson社のNoren氏)とした。