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1080p映像の無線伝送システムとして出展した
1080p映像の無線伝送システムとして出展した
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受信側のシステム。アンテナ・ダイバーシチを用いており,アンテナ素子は3素子になっている
受信側のシステム。アンテナ・ダイバーシチを用いており,アンテナ素子は3素子になっている
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展示内容を記したパネル
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 ミツミ電機は,HD映像の無線伝送システムを開発,同社の技術展示会「MITSUMI SHOW 2010」に参考出品した。テレビなどAV機器に向けた無線伝送システムで,1080pのHD映像を伝送できる。HD映像の圧縮符号化にH.264を用いているが,遅延時間が符号化と復号化をあわせて30ms以内と短い。遅延時間が短いことから,非圧縮のHD映像に近い使い勝手で,機器で利用できるという。

 H.264の圧縮符号化には,米Cavium Networks社のLSIを用いた。無線伝送には,IEEE802.11n規格の送受信ICを使っている。一般に11n規格のチップを使ってHD映像を無線伝送する際には,圧縮符号化に要する遅延時間が大きいため,リアルタイム性に課題があるほか,家庭用ゲーム機などでは利用しずらかった。このため,汎用の11n用チップを,テレビのHD映像伝送などには活用できていなかった。Cavium社のような遅延時間の短いLSIを使えば,汎用の11nチップを使ってもHD映像を遅延少なく伝送できることから,無線送受信回路のコストを低減できる。

 今回ミツミ電機が出展したシステムでは,米Broadcom Corp.の11n用送受信ICを用いた。2×2のMIMO伝送を行い,100Mビット/秒以上の伝送速度を確保しているという。

 Cavium Networks社のLSIを利用したHD映像の無線伝送システムに関しては,2010年1月に米ラスベガスで開催された「2010 International CES」でも出展されている。(Tech-On!の関連記事)。