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写真●Cisco CRS-3 Carrier Routing System
写真●Cisco CRS-3 Carrier Routing System
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 米Cisco Systemsは米国時間2010年3月9日、キャリア向け新型ルーター・システム「Cisco CRS-3 Carrier Routing System」(写真)を発表した。通信速度は最大322Tbpsで、既存システム「CRS-1」の3倍以上に高速化した。

 CRS-3はCRS-1の後継製品。CRS-1用のシャーシやプロセサ、冷却ファン、電源などが流用可能なため、CRS-1からのアップグレード費用を抑えられる(関連記事:米Cisco社,最大92Tビット/秒のトラフィックを処理可能なルータを発表)。Ciscoは、競合製品に比べ運用コストが少なく消費電力が最大60%小さいとしている。米AT&Tが試験的に導入するなど、現在フィールド・テストを実施中。米国における価格は9万ドルから。

 データセンター管理システム「Cisco Data Center Services System」を利用すると、CRS-3に「Cisco Nexus」スイッチ製品系列およびデータセンター向けサーバー「Cisco Unified Computing System(UCS)」を連携させ、データセンターとクラウド・システムを組み合わせたサービス提供が可能になる(関連記事:シスコが初サーバー「UCS」のロードマップを提示、2010年に国内展開)。そのため、オンライン・ビデオ視聴の増加などによる通信需要にも対応できるという。

 なおCRS-1は、最大容量のインターネット・ルーターとしてギネス世界記録に認定された製品(関連記事:米Ciscoの「CRS-1」ルータ,ギネスで世界一に認定される)。全世界で現在5000台弱が利用されている。

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