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 英Imperas Ltd.は,組み込みソフトを検証するためのバーチャル・プラットフォーム「OVP」で「MIPS32 M14K」と「MIPS32 M14Kc」のプロセサコアモデルをサポートしたことを発表した(発表資料)。M14Kは,米MIPS Technologies, Inc.がリリースした「microMIPS」縮小命令セットをサポートする最初のコアであり,Imperasはこれを完全にサポートしたモデルを提供する。このプロセサコアモデルは,MIPS Technologiesの「MIPS-Verified program」により全機能が正常に動作することを検証済みであり,またImperasはプロセサコアモデルに加えてこれを使った仮想プラットフォームと,これをサポートするソフトウエア開発キットも提供する。

 プロセサコアモデルとサンプルプラットフォームは,OVPのWebサイトより入手可能である。ここではまたOVPシミュレータ上で動作するその他のプロセサコアモデルも入手可能であり,いずれも数百MIPSの性能で動作する。OVPのプロセサコアモデルは命令を正確かつ高速に実行可能で,特にファームウエアなど物理層に近いソフトウエアの開発を可能にすることで,ソフトウエアビルディングブロック全体の開発を加速化することを目的にしている。OVPのプロセサモデルは,OVPの周辺機器モデルやプラットフォームモデルを組み合わせた仮想プラットフォームでも利用できるし,プロセサコアモデルそのものをSystem C/TLM-2.0ベースで取り込むことも可能である。OVPのシミュレータはEclipse IDEに統合でき,これにより迅速な開発が可能である。加えてOVPシミュレータにImperasツールを組み合わせることで,OSやCPUレベルでのトレース,プロファイリング,コード分析が可能となり,これによりマルチコア環境におけるシステム検証や分析,デバッグが行える。