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試作した送受信回路
試作した送受信回路
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ノート・パソコンと接続して伝送を実演
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 センサ・ネットワーク用無線システムの開発を手掛けるプロキューブドは,IEEE802.15.4dに準拠した無線システムを試作した。950MHz帯の周波数を活用し,100m以上の無線データ伝送を実現できる。同社は試作したシステムを,2010年5月12日~14日に東京ビッグサイトで開催される「組み込みシステム開発技術展(ESEC)」の佐鳥電機のブースに出展する(関連資料)。
 
 IEEE802.15.4dは,日本国内のセンサ・ネットワークなどに向けた無線通信仕様。950MHz帯を使う場合,従来一般的に利用されている2.4GHz帯に比較して,同じ送信出力でも伝送距離を大幅に伸ばすことができる。このため,消費電力を低減できる。プロキューブドは,15.4dに向けたプロトコル・スタック・ソフトウエアや,パケットアナライザを開発済みであり,これらの製品やIPライセンスを無線機器メーカーなどに売り込む狙いである。

 試作システムでは,米Atmel Corp.のベースバンド制御ICや,米半導体メーカーのRFトランシーバICなどを組み合わせて送受信回路を実現した。950MHz~956MHzの周波数帯に11チャネルを設け,最大300kビット/秒(3チャネル利用の場合)のデータ伝送速度を確保する。

 プロキューブドが開発予定の送受信モジュールは,消費電流の目標値が25mA(送信時)および10mA(受信時)である。スタンバイ時の目標値は400nAという。またプロキューブドは,IEEE802.15.4gに向けたプロトコル・スタック・ソフトウエアの開発も検討しているという。