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 フィンランドのNokiaは現地時間2010年5月11日、同社の携帯端末事業について、幹部職の人事異動を含む組織再編計画を明らかにした。7月1日付けで現在の5部門体制から3部門体制に変更し、組織構造を簡素化する。新たな3部門は、スマートフォンや高機能モバイルコンピュータの「Mobile Solutions」、低・中位携帯電話事業の「Mobile Phones」、販売とマーケティングの「Markets」となる。

 米Intelと開発を進めるモバイルOS「MeeGo」や、Nokiaの「Symbian OS」を搭載する端末と、モバイル向けネットサービスの事業をMobile Solutions部門に統合し、消費者向け製品の付加価値を高めるのが狙い。同部門では、ネットサービス「Ovi」の開発も行い、スマートフォンや高機能端末といったハードウエアとの連携を図るほか、Mobile Phones部門の携帯電話向けサービスも開発する。

 これに伴い現在販売部門を率いているAnssi Vanjoki氏がMobile Solutions部門のトップに就く。携帯電話事業の責任者で、最高財務責任者(CFO)を務めた経歴を持つRick Simonson氏は同社を退任する。同氏に代わって新たな携帯電話部門を率いるのは元Sun Microsystems幹部のRich Green氏。

 Nokiaの幹部は英メディア(Financial Times)のインタビューに答えて、「Simonson氏の退任はNokiaの携帯電話事業が問題を抱えていることを意味するものではない」と語っているという。ただ同社のKallasvuo最高経営責任者(CEO)は市場競争が厳しさを増していることを認めている。低価格端末の分野では中国メーカーと、高価格端末の分野では米Appleとの競争が激化しているという(関連記事:2010年Q1のスマートフォン出荷台数は56.7%増加、iPhoneは131.6%増)。

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