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会見する大根田氏
会見する大根田氏
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 ソニーは5月13日,2011年3月期(2010年4月~2011年3月)の連結最終損益が500億円の黒字(前期は408億円の赤字)になる見通しと発表した。最終黒字は3年ぶり。液晶テレビの販売増や家庭用ゲーム機の損益改善などが寄与する。

 売上高と営業利益の予想は,それぞれ前期比5%増の7兆6000億円と同約5倍の1600億円。テレビ事業やゲーム機事業などは黒字に転換する見込みだ。液晶テレビの販売計画は2500万台と,前期実績の1560万台から約1000万台積み増す。家庭用ゲーム機「PlayStation 3」の販売台数は,前期に比べ200万台増の1500万台になる見通しだ。

 同日発表した2010年3月期の連結決算は,売上高が2009年3月期に比べ6.7%減の7兆2139億円,営業損益は317億円の黒字(前の期は2277億円の赤字)だった。液晶テレビや金融事業の損益が大きく改善したほか,固定費や調達コストの削減なども赤字幅の縮小に寄与した。固定費削減は年間で3300億円以上,調達コストは前の期比で約20%削減した。

 記者会見した副社長兼CFO(最高財務責任者)の大根田伸行氏は,「スマートフォンやミラーレスのデジタル・カメラなどでソニーらしい製品が登場している。前期の後半から改善の勢いが出てきた。今期から新しい商品やビジネスモデルが期待できる」と話した。