PR
鋼板の20%の質量で同じ曲げ剛性が得られるアルミ-樹脂複合板材
鋼板の20%の質量で同じ曲げ剛性が得られるアルミ-樹脂複合板材
[画像のクリックで拡大表示]
展示ブースの説明資料
展示ブースの説明資料
[画像のクリックで拡大表示]

 神戸製鋼所は、冷間プレスが可能なアルミ-樹脂複合材の板を開発した。厚さ0.15mmの薄いアルミ板2枚でポリプロピレン系の樹脂を挟み込んだサンドイッチ構造をしており、冷間プレス後に樹脂を加熱発泡させる。もしくは発泡後に成形することも可能。同じ曲げ剛性の板材なら、質量は鋼板の20%、アルミ板の40%に軽量化できる。熱伝導率は0.1W/m・Kと小さいことに加え、アルミの熱線反射率が98%と高いため断熱性能にも優れる。

 加工性はアルミと同等で、アルミの成形限界と同程度まで張り出し成形が可能だという。ただし、加工後に樹脂を発泡させるため、そりが発生したり厚さにムラが生じたりする場合がある。従って、形状精度を要求する場合には発泡後に再度プレス加工する必要がある。価格は未定だが、「アルミ板よりは安くできる。鋼板とアルミ板の中間くらいにしたい」(同社説明員)とする。課題は、締結方法。アルミ板が薄い上に内部が樹脂なので溶接はできない。内部の樹脂がつぶれるためボルトによる締結も難しい。現在は、皿がねを埋め込むなどの締結方法を検討しているという。