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 EVやPHEVの普及には充電インフラが欠かせない。この充電インフラは今,「スマートグリッド」と呼ばれる次世代電力網の構築とともに世界中で急速に進みつつある。2010年5月31日に開催する「AUTOMOTIVE TECHNOLOGY DAYS 2010 summer」の専門セッション「C-1 インフラ・IT」では,世界の充電インフラ開発の最新動向や,スマートグリッドとの関係,電池交換式のEVという新しい取り組み,将来の充電インフラ技術として世界中で研究が進み始めた「Vehicle to Grid(V2G)」について解説する。

 充電インフラへの取り組みの中で,異色と言えるのがベタープレイス・ジャパンの電池交換式である。EVを街中で充電する際に,蓄電池をまるごと交換することで,充電の待ち時間を不要にする。ベタープレイス・ジャパンは2010年4月26日,電池交換式EVの実証実験を東京都内で始めた。3台のEVを,日本交通がタクシーとして運用する。サービス開始に合わせてベタープレイス・ジャパンは,東京都港区虎ノ門に設置した電池交換ステーションを公開した。同社の狙いや課題,今後の展望について講演する。

 スマートグリッドと充電インフラとの関係については,アクセンチュアとパナソニックが解説する。アクセンチュアは米国や欧州,日本で大規模な実証実験に参画する,世界で最もスマートグリッドと充電インフラの構築に積極的なシステム・インテグレータである。そんなアクセンチュアが,各国の実証実験を比較しつつ最新の状況を紹介する。一方,パナソニックはデンマークで,住宅を中心としたスマートグリッドの実証実験を始めている。充電インフラの最重要拠点は住宅。そんな住宅とクルマの新しい将来展望を語る。

 充電インフラに向けた取り組みにおいて,最も重要なことの一つが標準化である。米国や欧州を中心に今,熾烈な標準化争いが繰り広げられている。この標準化において,重要な位置を占めるのが,今や世界最大の自動車市場となったといわれる中国だ。そんな中国の考えを踏まえた標準化の最新動向について東京財団の平沼氏が解説する。

 将来の充電インフラ技術として注目を浴びているのがV2Gである。EVと電力網間で,電力を双方向にやりとりする。現在,世界各国で研究段階にある。V2Gでは一体,どんなことができるようになるのか。V2Gの研究に携わっている東京大学の太田氏が,世界の最新動向を紹介する。