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 三菱化学は2010年5月24日、青島泰達天潤炭材料有限公司(以下、青島泰達)、明和産業(本社東京)と合弁で、Liイオン2次電池の負極主原料である球形化黒鉛の製造会社の青島菱達化成有限公司を設立したと発表した。世界的な需要拡大が続くLiイオン2次電池の増産に対応するため。

 三菱化学は、Liイオン2次電池の負極を年間3000t生産できる坂出事業所(香川県坂出市)の能力拡大の工事を進めており、2010年12月の完工後には5000/年に増強される。そのため、負極の主原料である球形化黒鉛を安定的に調達することが課題となっていた。今回設立した合弁会社は、坂出事業所の能力増強分(2000t/年)に相当する球形化黒鉛の生産能力を持ち、今後さらなる増強も可能という。生産された球形化黒鉛は三菱化学が優先的に購入し、負極材の原料として活用する。

 三菱化学は、合弁会社に対して、三菱化学の特許である球形化黒鉛の改質技術を供与する。青島泰達は球形化黒鉛の量産技術を提供した上、プラントの基本設計と運転を担当する。明和産業は物流の整備を担当するという。