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 米連邦通信委員会(FCC)は米国時間2010年5月20日、米国モバイル市場の競争性が低下しつつあるとする調査結果を発表した。2008年末における米国モバイル市場の集中度指数(HHI)は平均2848で、1年前を6.5%上回り、2003年以来32%上昇した。

 この5年間に市場の集中度は進み、米AT&Tと米Verizon Wirelessの大手2社が携帯電話サービスユーザーと売上高の60%を占めている。2008年における両社合わせた純増ユーザー数は1230万人、2009年は1410万人だった。一方、米Sprint NextelとドイツDeutsche Telekomの米国法人T-Mobile USAは合計で2008年に170万人純減し、2009年はわずか82万7000人の純増だった。

 また、1GHz未満の無線周波数帯についても、AT&TとVerizon Wirelessが圧倒的優位に立っており、両社で700MHz帯の67%、850MHz帯の91%を管理している。

 現在、米国人口の99.6%は1社以上のモバイル通話サービスを利用可能で、95.8%は3社以上の選択肢がある。しかし高速データ通信が行えるモバイルブロードバンドでは、3社以上から選べる割合は76.1%にとどまる。