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図1●ビートウォッシュの新機種
図1●ビートウォッシュの新機種
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図2●ステンレス槽に「ビートボール」を追加。9kgタイプに搭載されているビートボールは44個で、直径40mm、高さ4.4mm
図2●ステンレス槽に「ビートボール」を追加。9kgタイプに搭載されているビートボールは44個で、直径40mm、高さ4.4mm
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図3●乾燥時に使用するダクトのカットモデル。湿った空気は下部から上部に流れ、その間に壁面に流れる水により水冷除湿される。壁面にある「蛇行リブ」は、水冷の水をできるだけゆっくりと流すための工夫。ここにステンレスプレートを置くことで除湿性能を高めた。同プレートは、リブの形状に合わせて穴を開けたものをポリプロピレンの筐体に振動溶着しているという
図3●乾燥時に使用するダクトのカットモデル。湿った空気は下部から上部に流れ、その間に壁面に流れる水により水冷除湿される。壁面にある「蛇行リブ」は、水冷の水をできるだけゆっくりと流すための工夫。ここにステンレスプレートを置くことで除湿性能を高めた。同プレートは、リブの形状に合わせて穴を開けたものをポリプロピレンの筐体に振動溶着しているという
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図4●中央にあるのが電極センサ。見えやすくするために洗濯槽の上に置いている。実際には水道水を投入するパイプのすぐ下にある
図4●中央にあるのが電極センサ。見えやすくするために洗濯槽の上に置いている。実際には水道水を投入するパイプのすぐ下にある
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図5●左が硬度30mg/Lの軟水、右が硬度304mg/Lの硬水。同じ量の洗剤を投入し、同じ回数振っても、泡立ちと水のにごり方に差が出る
図5●左が硬度30mg/Lの軟水、右が硬度304mg/Lの硬水。同じ量の洗剤を投入し、同じ回数振っても、泡立ちと水のにごり方に差が出る
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 日立アプライアンスは2010年5月26日、今回で7代目となる縦型洗濯乾燥機「ビートウォッシュ」を同年6月25日に発売すると発表した(図1)。洗濯容量が8kgと9kgのみだった製品ラインアップを同6kgと7kgにも拡大。水の硬度や水温に応じて使用する洗剤の量や洗濯時間を決定する「[eco]水センサー」システムなどの新機能を追加した。これを「2009年と同等の価格で提供することで、お客様にとってのお得感を向上させた」(同社)という。

 ビートウォッシュの特徴は、「少量の水で洗浄できる」「洗濯物をたたいたりもんだりして洗う」の2点に特徴がある。その7代目で新規採用または更新された機構は、主に3つ。(1)前述の「[eco]水センサー」システムを新規に採用、(2)洗濯板のような効果が望めるボール状の突起「ビートボール」をステンレスの洗濯槽に配置(図2)、(3)乾燥時に除湿を行う「水冷除湿機構」にステンレスプレートを追加(図3)、である。(2)は、たたいてもむ機能をさらに向上させるため。(3)は、除湿の効率を高める目的がある。

 (1)の[eco]水センサーシステムは、4つのセンサから得た「水の硬度」「水温」「洗濯物の量」「洗濯物の布の質」の情報を総合し、「洗剤の量」「水の量」「洗濯時間」の3点を適正化する。

 水の硬度は、給水弁(洗濯乾燥機に水を投入する部分)の直下に配した電極センサで感知する(図4)。同社によると水道水の硬度は、日本国内だけでも約24~80mg/L超の差があり、この差が洗剤の中に含まれる界面活性剤の働きを左右するという(図5)。

 水温は、水の温度が安定する約5分後に洗濯槽の下にある温度センサで測定。洗濯物の量は、「洗濯羽根」を回転させるモータの負荷電流を見る。洗濯羽根とは、洗濯物をたたいたりもみ洗いをしたりするためにある円板状の部品のことで、洗濯槽の底に位置している。

 布の質については、洗濯物が水分を含んだときの質量の違いによって見極めている。例えば、タオルのような綿製品は水分を含むと質量が大きくなるが、ワイシャツのような化繊製品は水分を含有しづらい性質のため質量がさほど大きくならない。この違いを洗濯槽を回転させたときの「振れ方」によって判断する。具体的には、洗濯槽の上部に設置した3軸加速度センサで、水の投入前に1回、洗濯槽の中の水が規定量に達するまでに2回の計3回、洗濯槽を回転させて、洗濯槽上部の振れ具合を測定している。

 価格は6kgタイプが約14万円、7kgタイプが約15万円、8kgタイプが約17万円、9kgタイプが約21万円になる予定だという。洗濯乾燥機のほか、全自動洗濯機においても、これまでの7kgタイプ(約9万円)と8kgタイプ(約10万円)に、9kgタイプ(約11万円)をラインアップに加えた。

■変更履歴
記事掲載当初,下から2段落目で「触れ方」「触れ具合」とあったのは,それぞれ「振れ方」「振れ具合」の誤りでした。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。