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 総務省(ニュース・リリース1)と経済産業省(ニュース・リリース2:PDF)の発表によると,南米のパラグアイ共和国は,同国における地上デジタル・テレビ放送方式の規格として日本方式(ISDB-T方式)の採用を決定した。

 経産省の発表によれば,海外の地デジで日本方式を採用したのは,2006年のブラジルが最初だった。その後日本政府は南米各国に対し同方式の採用を官民連携して積極的に働きかけた。その結果,ペルー,アルゼンチン,チリ,ベネズエラ,エクアドル,コスタリカが次々と採用し,今回8カ国目としてパラグアイが採用を決めた。

 総務省の発表によれば,同省は関係省庁や放送事業者,メーカー,研究機関等と連携しつつ,専門家を派遣してのセミナー開催や,方式検討担当者を日本に招聘しての研修を実施するなど,パラグアイ政府関係者に対して,日本方式の採用に向けた働きかけを継続して行ってきた。

 その結果,ハイビジョン放送と同時に移動端末向け放送サービス(ワンセグ)が提供可能であることや,干渉に強く移動中の車内でも良好に受信ができることなどが評価されて,6月1日に同国の地上デジタルテレビ放送方式として日本方式の採用を決定する旨の大統領令が公布されたとする。

 今後,総務省は,関係省庁及び関係機関と連携のうえ,パラグアイにおける日本方式の円滑な導入に向けて,技術協力や人材育成等の支援を実施していく予定である。また今後とも,日本方式を採用した国々と連携しつつ日本方式の更なる海外普及に努めていくとした。

 また経産省は,パラグアイが正式にISDB-T方式の採用を発表したことを受けて,両国のさらなる経済関係の緊密化に向けて,産業協力や人材育成など支援していく予定である。