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無線で動画像を伝送できるマイクロスコープと,iPad
無線で動画像を伝送できるマイクロスコープと,iPad
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AirMicro model A1の箱は,Apple社の製品を意識したデザインである
AirMicro model A1の箱は,Apple社の製品を意識したデザインである
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GainSpan社の無線送受信ICを利用した
GainSpan社の無線送受信ICを利用した
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CMOSイメージ・センサを実装する面
CMOSイメージ・センサを実装する面
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 スカラは,無線LANを使ってiPhoneやiPadに接続できるマイクロスコープを開発した。同社の動画像対応の携帯型マイクロスコープに,無線LANの送受信機能を組み込んで,iPadなどで表示できるようにした。倍率が50倍のレンズを備えており,ユーザーの肌のキメやシミをiPadの画面上で拡大して観察したりできる。iPhone/iPadで利用するためのアプリも開発済みで,ユーザーはダウンロードして利用できる。2010年6月中旬から北米市場で,同6月末から日本で発売する予定(同社のwebページ)。初年度5万台を,3年後には世界で55万台の販売を目指す。

 名称は「AirMicro model A1」。50倍~200倍の交換レンズ・ユニットに対応しており,さまざまな拡大画像を観察できる。500万画素のCMOSイメージ・センサを備え,QVGA画質で15フレーム/秒の動画を撮影し,無線伝送できる。3本の単3乾電池で駆動する。

 IEEE802.11b規格の無線LAN用送受信ICを組み込んだ。米GainSpan Corp.の低消費電力型無線LAN用ICを使うことで,マイクロスコープの駆動時間への影響を軽減したという。無線LAN用送受信ICの制御ソフトウエア開発などは,プロキューブドが手掛けている。組み込み型のDHCPサーバ機能や,ブロードキャスト機能も盛り込んでおり,多数のiPhone/iPadに同時に映像を配信することも可能である。

 まずは,美容や教育市場などの利用を見込む。同社は既に,パソコンとUSBケーブルで有線接続するタイプのマイクロスコープを販売しており,化粧品の販売や学校教育現場などで活用されている。今回の機種では無線で利用できるようにしたほか,iPadやiPhoneに撮影画像をリアルタイムに映し出せることを強みに,利用を拡大したい考えだ。「米国ではiPod touchやiPadを学校教育の場で生徒に配って利用するという例がある。こうした際に,マイクロスコープを使って,多人数で同一の動画像を観察することができるように,ブロードキャスト機能に対応した」(スカラ)という。価格は,米国市場の場合で390米ドル程度としている。

 ビューワのAPIの提供や,無線LANの通信ユニットを含むOEM生産なども目指す。将来的にはAndroidなどほかのプラットフォームでの利用も視野に入れるという。