PR
図1 AGAiT社のお掃除ロボット「EC01」
図1 AGAiT社のお掃除ロボット「EC01」
[画像のクリックで拡大表示]
図2 写真中央やや左に殺菌用の紫外線ランプがある
図2 写真中央やや左に殺菌用の紫外線ランプがある
[画像のクリックで拡大表示]
図3 KYE社の「RC520A」
図3 KYE社の「RC520A」
[画像のクリックで拡大表示]
図4 「RC510A」(左)と「RC710A」(右)
図4 「RC510A」(左)と「RC710A」(右)
[画像のクリックで拡大表示]

 米iRobot Corp.の「ルンバ」を想起させるお掃除ロボットを,パソコンおよびその周辺機器を手掛ける台湾企業2社が「COMPUTEX TAIPEI 2010」に出展した。いずれも「強い引き合いがある」という。両社は「中国大陸の企業と異なり,知的財産権を侵害しない設計を施した」と主張する。

 出展したのは,台湾ASUSTeK(華碩)社からスピンアウトした台湾AGAiT Technology Corp.(凌海)と,マウスなどを手掛ける台湾KYE System Corp.(昆盈)である。

 AGAiT社は2009年11月に台湾,直後に欧州で,お掃除ロボットの「EC01」を売り出した(図1~2)。リモコンや充電器(いわゆるホームベース)が付属するにもかかわらず,価格が約250米ドルとルンバより3~5割安い。「供給が追いつかず,お客様に迷惑をかけてしまっている」(説明員)状態だという。

 掃除環境の検知には赤外線センサーを用いる。EC01には,床のほこりをふき取るシートは取り付けられないが,「そうしたシートを必要としないほど集塵能力が高い」(AGAiT社)という。EC01のソフトウエアは自社開発で,筐体や機構部品の製造は社外に委託している。

 一方,KYE社は「AGAMA」ブランドのお掃除ロボットを5機種,展示した。想定販売価格が最も低いのが,集塵ブラシが1個の「RC310A」で110米ドル。「日本人好みの外観」(説明員)の「RC520A」が300米ドル(図3)。RC520Aは2個の集塵ブラシを持ち,リモコンを備える。RC520Aに近い機能を持ち,ゴミの蓄積容量が365~375mlと大きい「RC510A」と「RC710A」もある(図4)。これらは価格もRC520Aに近いという。

 RC520Aは赤外線センサーに加え,「畳のようにちょっとした凹凸がある床の形状を的確に把握するための突起」(説明員)を本体下部に備える。KYE社は,こうした機構やソフトウエアを「特許回避に向けて自社開発した」(説明員)とする。収益性も悪くないという。