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本社ビルの執務スペースの様子。写真は内田洋行の提供。
本社ビルの執務スペースの様子。写真は内田洋行の提供。
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LED照明器具の部品構成。左から右に行くほど照明器具になっていく。一番左が白色LED,その隣が白色LEDをプリント基板に実装したLEDモジュール。この2点がSamsung LED社製。
LED照明器具の部品構成。左から右に行くほど照明器具になっていく。一番左が白色LED,その隣が白色LEDをプリント基板に実装したLEDモジュール。この2点がSamsung LED社製。
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LEDシーリングライトを全点灯させたところ。調光および暖色系に色温度を変更可能。
LEDシーリングライトを全点灯させたところ。調光および暖色系に色温度を変更可能。
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LEDシーリングライトを点滅させたところ。侵入者や地震感知といった緊急時に照明を点灯させて,危険が迫ることを照明を使って人間に伝える。
LEDシーリングライトを点滅させたところ。侵入者や地震感知といった緊急時に照明を点灯させて,危険が迫ることを照明を使って人間に伝える。
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BIルームでの映像表示風景。壁一面にプロジェクターで複数の情報を表示する。情報はアイコンになっており,その中から特定の情報を指定して大きく表示できる。内田洋行 取締役会長の向井眞一氏が説明に立った。
BIルームでの映像表示風景。壁一面にプロジェクターで複数の情報を表示する。情報はアイコンになっており,その中から特定の情報を指定して大きく表示できる。内田洋行 取締役会長の向井眞一氏が説明に立った。
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BIルームの壁面に,教室の風景を表示させたところ。教育向けの新規開発品を検討するときに,原寸大にCGで映し出して議論できるという。
BIルームの壁面に,教室の風景を表示させたところ。教育向けの新規開発品を検討するときに,原寸大にCGで映し出して議論できるという。
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BIルームの壁面に,作業フローの図表を表示させたところ。
BIルームの壁面に,作業フローの図表を表示させたところ。
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ナレッジスペースにおいて,プロジェクターを使って検索情報を大画面表示させたところ。
ナレッジスペースにおいて,プロジェクターを使って検索情報を大画面表示させたところ。
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ARを使ったプレゼンテーション例。写真左側にカメラがある。写真左の人が持つ図面をカメラに写している。
ARを使ったプレゼンテーション例。写真左側にカメラがある。写真左の人が持つ図面をカメラに写している。
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 内田洋行は2010年6月22日,全館にLED照明を導入した本社ビルを報道陣に公開した。同社が販売を開始したLED照明器具「Ubiqlight(ユビックライト)」を用いるほか,RFIDタグを活用した情報活用,プロジェクターを多数用いた情報表示,全館で無線LAN通信可能といった情報化も進めている。館内の執務スペースや会議スペースなどの各部屋は,同社の技術や製品の活用方法を実際に見せるショールームの役目も担っており,顧客の見学を受け入れているという。

センサとの組み合わせと制御技術の駆使で,消費電力削減効果を倍増


 今回用いたLED照明器具は,直管型LED,LEDスポットライト,LEDシーリングライト,LEDダウンライトなどである(発表資料)。光源にLEDを使うだけではなく,人感センサや照度センサと組み合わせて点灯や消灯,そして調光するようにしている。内田洋行によれば,本社ビル全体での照明に要する消費電力をLED照明導入前に比べて63%減らせたという。調光による照明の消費電力低減効果は大きく,調光がない場合(LED照明およびセンサを活用する点灯・消灯のみ)は消費電力30%減程度にとどまるとする。なお,ビル内の天井に備え付けられているLEDスポットライトは32段階で調光が可能である。

 LED照明器具には,同分野で協力する韓国Samsung LED Co.,Ltd.の白色LEDを使う。白色LEDをプリント基板に実装するまではSamsung LED社が手掛け,そのLEDモジュールを使って内田洋行が制御基盤や人感/照度センサ,通信モジュールなどと組み合わせる。LED照明器具は各種データによって調光することで照明をインテリジェント化でき,付加価値を生み出せるという。例えば,前述の多段階の調光による消費電力の大幅削減効果は,LED単体で生み出されるものではなく,センサや制御技術が大きく貢献する。照明の明るさを多段階で調光するだけでなく,セキュリティ・システムと連動させて室内に無断侵入者が入れば照明を点滅させたり,地震波を感知する機器と連動させて初期微動(S波)が感知されれば照明の点灯状況を変更したりといった使い方ができる。いずれの使い方も,デジタル的に明るさを制御できるLEDの利点を生かしたものである。

至る所にプロジェクター,各種情報を大型スクリーンに表示


 内田洋行の本社ビルにおいてLED照明器具のほかに目立つのは,至る所にプロジェクターを配置していることである。例えば,本社ビルの7階にある「BIルーム」(BIはビジネス・インテリジェンスの略)では,部屋の壁面全体に映像を映し出し,製品の画像や各種図表を多数の人間で見ながら議論を進められるようにしている。同じく7階にある外部情報を調査する場所「ナレッジスペース」では,検索画面やインターネット上の資料(官公庁データなど)をプロジェクターで大画面に映し出せるようになっている。

 本社ビルの3階にある拡張現実(AR)を使ったプレゼンテーションを実行できる会議スペースでも,プロジェクターを活用する。カメラの前に図面を差し出すと,カメラでとらえた図面の映像に図面に対応するCGを浮き上がるように重ね合わせる。立体感のある映像を交えながら打ち合わせを進められるという。