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 携帯機器向けデジタル・インタフェース規格「MHL」の仕様「1.0」が正式に策定された(発表資料)。MHLはもともと米Silicon Image, Inc.が開発し,2008年1月に公表したもの(Tech-On!関連記事1)。2009年9月には同社のほか,韓国Samsung Electronics社やフィンランドNokia社,ソニー,東芝などが参加する,規格策定に向けたワーキング・グループが発足し,2010年4月にはドラフト仕様が策定されていた(同2同3)。Silicon Image社の公表から約2年半後の仕様策定となる。

 MHLは携帯機器の中でも,小型デジタル・カメラや携帯電話機,タブレット端末といった小型化や薄型化を特に要求される分野に向けたものである。MHLを使えば,携帯電話機からデジタル・テレビへHD映像を伝送しながら,接続先から電力供給を受けて携帯電話機に内蔵する2次電池を充電するといった使い方ができる。

 MHLの特徴はHD映像の非圧縮伝送が可能で,かつUSBのように電力供給できること。策定された「MHL 1.0」もこの特徴を踏襲している。具体的には,1080pで,60フレーム/秒のHD映像とともに音声信号も伝送可能で,5V,500mAの電力も供給できる。著作権保護技術として「HDCP」を採用する。MHLで接続すれば,携帯機器を通じてテレビなどの接続先の機器も制御可能である。こうした機能をわずか5端子で可能にする。