PR

 米Silicon Laboratories Inc.は,静電容量式タッチセンサを内蔵し,Wake-on-touchでの待機時消費電流を1μA未満に抑えたMCU「C8051F98x/F99x」を発表した(発表資料)。C8051F99xは,タッチセンサを使用するようなHMIアプリケーションなどに,またC8051F98xは消費電力とコストの要求が高いホーム・オートメーションやスマートメータ,照明制御,セキュリティシステム,ゲームなどの用途に適しているという。

 アクティブ・モード,スリープ・モード,ディープ・スリープ・モードのいずれの場合においても,業界最小の消費電力を実現している。これに加え,LDO(low dropout)レギュレータを内蔵することで,1.8V~3.6Vの電圧レンジで150μA/MHzの駆動電流を安定供給できる。内蔵するLDOレギュレータは他社製品と比較して漏れ電流が50%少なく,電池駆動アプリケーションにおける長バッテリ寿命に貢献する。

 C8051F99xは,タッチセンサ・マーケットの急速な盛り上がりに対応したもの。検知時間が40μ秒の高精度CDC(Capacitance to Digital Converter)を内蔵している。このCDCは,ノイズ耐性が強く,厚いラミネートカバーがあったり電気的ノイズが多かったりなどの条件の悪い環境においても確実に検知できる。

 C8051F99xは,最大14の容量性センサ入力を備え,従来型のメカニカルボタンやスライダー/ホイールなどで構成されたインターフェースをタッチセンサで置き換えられる。例えば,同社の「Si11xx QuickSense」赤外線/環境光センサを組み合わせることで,タッチレスの近接感知式照明コントローラを作成できる。

 C8051F99x/C8051F98xは,25MHz駆動のパイプライン化された8051互換コアと高精度オシレータオプション,12ビットのADC,温度センサ,電圧リファレンス,4個のタイマを内蔵する。最大で64Kバイトのフラッシュ・メモリを搭載できる。パッケージは24ピンQFN/QSOPのほか,3mm×3mmの省パッケージタイプの20ピンQFNも用意している。既にサンプル出荷を開始しており,量産は2010年の第3四半期を予定している。1万個あたりの価格は0.85米ドルからとなっている。