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 米Texas Instruments Inc.(TI)は,同社のDSP「TMS320C6457」に850MHz動作品を追加したと発表した(発表資料)。これは従来のTMS320C6457製品と互換性を保っており,軍事やネットワーク,測定,イメージング,産業機器といった幅広いで用途において,より高い価格性能比を実現できるとしている。この850MHz動作品の価格は,1000個あたりで67米ドルとなっている。更に850MHz品とピンコンパチブルを保った1GHz/1.2GHzへのアップグレードパスも用意される。

 TMS320C6457は,「TMS320C64x+」コアを内蔵し,850MHz~1.2GHzの動作周波数で、最大6800~9600MMAC/秒(16ビット)の演算性能を持つ。これは従来品と比較して30%高速である同社は言う。オンチップで2MバイトのL2メモリを搭載し,DDR2-667MHzの32ビットメモリ・インターフェースを搭載する。またSerial RapidIO(SRIO)とGbE MACを内蔵しており,高速なプロセッサ間外部接続にも対応する。

 また無線アプリケーション向けに二つのターボデコーダ用コプロセサ(RCP2)と一つのビタビコ・プロセサを搭載しており,DSPコアからFEC(Forward Error Correction)の処理をオフロードすることが可能。これによりDSPコアを他の処理に振り分けることが可能である。また従来の「C62x/C64x」DSPファミリーとの後方互換性を保っており,従来C62x/C64x向けにデザインされたソフトを利用できる。

 これに加えて新しく,「TMDSEVM6457L評価モジュール(EVM)」も399米ドルで発表された。TMDSEVM6457Lは,ユーザーが自由に周辺機器を接続できるBreakout cardなどのオプションを用意しており,またTIの「Code Composer Studio v4.2 IDE」を含む,ドキュメントやソフトウエア・ライブラリが同梱される。