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 米Texas Instruments Incorporatedは,16ビットMCU「MSP430」ファミリーに0.9Vの電源電圧で動作する「MSP430L092」を追加した(ニュース・リリース)。0.9Vの電源電圧で,MCU内のCPUコアロジックのみならず内蔵するアナログ/デジタル回路も駆動できる。これにより,単4電池1本で昇圧回路なしで駆動できるため,従来の製品に比べてより長時間のバッテリ駆動が可能となる。例えば電動歯ブラシや電気カミソリ,様々な玩具類,セキュリティ機器など,単4電池やボタン電池での動作を前提とする機器で利用できる。

 0.9V駆動のMSP430シリーズはMSP430L092の他,MSP430C091とMSP430C092の合計3種類があり,RAM/ROMともに最大2KBまでのバリエーションが用意される。また内蔵するアナログファンクションプール(A-POOL)はA/Dコンバータ,D/Aコンバータ,SVS(System Voltage Supervisor),温度センサー及びコンパレータとして利用できる。このA-POOLはプログラミング可能で,ユーザー操作なしに構成を変更できる。

 消費電流は,0.9V動作でアクティブ時に45mA。スリープ状態からの復帰は5m秒以内である。

 MSP430L092の価格は1万個の場合で0.85米ドルから。開発に利用できるターゲットボードとして「MSP-TS430L092」(デバグインタフェースなしで99米ドル)と「MSP-FET430U092」(デバグインタフェースありで149米ドル)がオーダー可能である。