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 米Microchip Technology Inc.は,Powercast社と共同で開発したRFベースのエネルギー収集開発キットを発表した(発表資料)。同社の省電力技術であるXLP(eXtreme Low Power)技術を採用した低消費電力のマイクロコントローラ「PIC」に,Powercastの提供する高周波のワイヤレス・パワー/エネルギー収集キットを組み合わせたもので,ワイヤレスセンサー向けに半永久的に動作するプラットフォームである。

 このキットには出力3Wのトランスミッター「Powercaster」が電源ソースとして用意され,さらにレシーバーを搭載した2つの評価ボード「P2110 Powerharvester」が付属する。この評価ボードは開発者が任意のワイヤレスセンサーを組み込むことが可能で,他に必要なプログラムをプリロードしたXLP開発ボードが二つ付属する。このソフトとIEEE 802.15.4トランシーバやその他必要なものを組み込むことで,バッテリーを一切利用せず,RFの電波のみを電源ソースとして駆動されるワイヤレスセンサーアプリケーションを簡単に構築できる。今回キットに同梱されるトランスミッターを使う場合,トランスミッターから40フィート以上離れた場所で動作可能である。

 PowercastのRFエネルギー収集キットは,様々な電波を電力源としてアプリケーションを駆動したり,あるいはバッテリーベースのシステムへの充電を可能とする。今回のキットに含まれるPowerharvestレシーバは,超小型デバイスに容易に組み込むことが可能で,Powercasterトランスミッターからの電波を電力源として,マイコンを駆動するのに十分な電力を提供する。

 今回のキットを使う事でバッテリー交換が必要なくなるため,作業員が行くのに危険あるいは不可能な場所での利用も可能となる。またRFエネルギーは太陽光や振動,熱といった他の収集可能エネルギーと比べて遥かに制御が容易でもある。

 この開発キットは,1250米ドルで既に販売を開始している。