伊藤忠商事とGEヘルスケア・ジャパン,アールエフの3社は,開業医向けに医療機器の販売やサービスの提供を行う「Clinic Innovation プロジェクト」を推進することで合意した。全国の開業医に対してダイレクトメールやWebサイトを通じて製品を紹介し,興味を持ってショールームに訪れた医師が,直接製品を購入できるようにする。ショールームやWebサイトは,医療関連サービスを受けられる場にもしていくという。
従来は,医療機器メーカーや代理店が病院を訪問し,製品を紹介・販売する形態が主だった。今回,これまでの流通形態にとらわれない新たなマーケティング手法を採用するのは,高品質かつ低価格の医療機器を必要とする個人開業医のニーズに応えるためという。
ショールームの名称は「クリニックイノベーションプロジェクト」で,東京駅前に構える。当初は,GEヘルスケア・ジャパンの超小型の超音波診断装置「Vscan」や,アールエフのデジタル・レントゲン「NAOMI」などを取り扱う。これらの製品のほか,スマートフォンを利用した医師支援アプリケーションなどのサービスを紹介していく。