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専用アプリケーションのイメージ図(ソフトバンクテレコムのリリースから)
専用アプリケーションのイメージ図(ソフトバンクテレコムのリリースから)
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 ソフトバンクテレコムは,ライフログの活用などに関するルール整備に向けた実証実験を始める。平成22年度に総務省が実施する「ICT利活用ルール整備促進事業(サイバー特区)」のテーマの一つ「ライフログの活用及び保護に関する調査研究」を同社が受託し,実施するものである。

 ライフログは,取得した行動履歴に応じたユーザーへのマーケティングやターゲティング広告など,新たなビジネスを創出する可能性が期待されている。しかし,個人情報保護やプライバシー保護の観点から,ビジネス面での活用が進んでいない。

 今回の実験では,実験参加者が専用のアプリケーションを利用して自身のライフログ情報を一元管理できる仕組みを用意する。これにより,ライフログが利用されることに対する不安感・不快感が払拭されるかどうか検証する。さらに,ライフログの提供の対価として,インセンティブを与える仕組みが,活用促進につながるかどうかについても調査する。

 実験期間は2011年2月28日~3月28日。ホームページ上で公募した約100名の一般ユーザーに参加してもらう。なお,実験は野村総合研究所や早稲田大学 理工学術院 小松尚久研究室などと協力して実施する。