ナナオは,マルチタッチ機能を搭載した電子カルテ用の液晶モニター「RadiForce MS231WT」を発売する。画面サイズは23型。価格はオープン。2011年5月30日に販売を開始する。
ナナオの医用液晶モニターとしては,初めてマルチタッチ機能を搭載した。同機能の搭載により,「紙のカルテの場合と同様の直感的な操作を実現」(同社)したとする。マウスを使わずに,2本の指を使ったタッチ操作で画面の拡大や縮小,回転などが可能である。タッチ・パネルは光学式(赤外線光学イメージング方式)を採用した。
画面には,周囲光の反射を和らげるアンチグレア加工を施した。これにより,タッチ操作がしやすいように画面の傾斜角度を変えた際に,外光の影響を気にする必要がなくなる。
なお表示画像の階調特性は,国際規格「DICOM Part 14」に合うように,1台ずつ工場で調整しているという。
この液晶モニターは,2011年4月8~10日にパシフィコ横浜で開催される「2011 国際医用画像総合展(ITEM 2011)」に展示する予定である。