ロームは2011年3月17日、操業停止中のOKIセミコンダクタ宮城、およびロームつくばについて、同日11時時点の復旧状況を発表した(ニュース・リリース1、前回の記事)。3月16日11時時点の発表(ニュース・リリース2)から大きな変化はなく、引き続き、復旧に向けて取り組んでいくとする。
LSIを生産するOKIセミコンダクタ宮城(宮城県黒川郡大衡村)では、水と電力がまだ復旧していない状況であり、インフラ回復後の早期立上げに向けて準備を進めている。また、ローム京都本社工場およびローム浜松での代替生産体制の構築を進めており、顧客からの受注に対して供給体制を維持できるよう取り組んでいる。
トランジスタやダイオードを生産するロームつくば(茨城県つくば市)では、工業用水が寸断しているものの、早ければ今週中の部分操業再開を目指している。またロームワコーデバイス、ロームアポロデバイスでの代替生産体制を構築していることにより、顧客からの受注に対して供給体制を維持しているという。