SMKは,2011年3月17日に,『東北地方太平洋沖地震の当社影響について(第三報)』というタイトルでお知らせをホームページ上に掲載した(当該ページ)。同社は,3月14日にお知らせの第一報,16日には第二報を発している。
3月14日の第一報では,大きな揺れが発生した茨城県内の各拠点について,茨城SMK(茨城県北茨城市)は「派遣社員1名が軽傷,現在状況確認作業中」,SMK ひたち事業所(茨城県日立市)は「人的被害はなし。停電中。現在状況確認作業中」と伝えた。3月16日の第二報では,上述の茨城県所在の事業所について,3月15日夕方時点の状況を伝えた。一部で生産設備に損傷があるが,建屋の損傷は軽微で,通電が始まり,本社からも支援物質その他の支援を行いながら生産復旧に向けて鋭意取り組んでいるとした。
今回の第三報では,3月16日夕方時点の状況を伝えている。地震発生時に事業所敷地内にいた従業員1名が軽傷を負ったほかには,従業員と同居家族には人的被害はなかったとする。また,上述の茨城県内にある事業所(SMK ひたち事業所と茨城SMK)の生産設備の一部に損傷があったが,復旧に向けて取り組んでいるとする。
SMKによると,この2カ所の拠点は,地震発生以降,操業を停止している。通電は一部開始しており,3月22日以降のできるだけ早期の生産再開に向けて取り組んでいるが,完全な復旧にはなお時間を要する見込みだという。地震の影響から従業員の出勤に困難が伴っていることや,電気以外の水などのインフラの回復が十分でないこと,燃料不足による物流の問題,および一部の材料仕入先が被害を受けているためと,同社は説明している。