PR

 都市ガスやLPガス事業者、機器メーカーなどで組織する業界団体のテレメータリング推進協議会は、ガス・メーターの遠隔検針システムの業界統一仕様を策定した。ガスなどのメーター集計値を遠隔から無線で読み取るための通信仕様で、「集中監視システム新バージョン」と呼ぶ。いわば、国内ガス業界のスマートメーター統一仕様とも言えるものだ。

 テレメータリング推進協議会は、今回策定した仕様の詳細を、2011年3月22日に、新橋の航空会館で開催するイベントで発表予定だった(PDF形式の発表資料)。しかし、3月11日に発生した東日本巨大地震の影響を考慮し、発表会の開催を延期することに決定した。同協議会の会員企業や、ガス業界の関係者は、インフラ維持などで多忙を極めており、社会インフラ復旧業務を最優先にするため、としている。

 テレメータリング推進協議会は、東京ガスや富士電機、NTTテレコン、パナソニック、岩谷産業、東光東芝メーターシステムズなど50社以上が加盟する団体。以前はLPガスIT推進協議会という名称だった。