東京都は,太陽電池システムの自立運転機能についてホームページに掲載した(ホームページ)。「太陽電池システムは停電時でも電気を使うことができるが,所有者は今まで停電を経験したことがほとんどないことや,操作方法が簡単でないことから周知する必要がある」(東京都)として掲載に踏み切った。
操作方法はメーカーや機種によって異なるため,太陽電池メーカーの自立運転機能を紹介するホームページへのリンクが張ってある。例えば京セラのパワーコンディショナPVN-403(F)の場合,(1)運転スイッチを「切」,(2)外部サービスブレーカーを「OFF」,(3)運転スイッチを「入」,(4)自立運転専用コンセントに使用したい電気製品をつなぐ,といった手順で電力の利用が可能になるという。停電が解除された際には,(1)運転スイッチを「切」,(2)外部サービスブレーカーを「ON」,(3)運転スイッチを「入」の手順で元に戻す。なお,使える電力量の上限は1500Wである。