富士フイルムは2011年3月17日、同年3月11日に発生した東日本大震災によってデジタル・カメラ「FinePix X100」の生産工場(宮城県大和町)が被災したことを明らかにした(発表資料1)。同社によれば「現在全力で生産ラインの復旧に努めている」という。
FinePix X100は、同年3月5日に発売した高級コンパクト型デジタル・カメラ( Tech-On! 関連記事)。同社は海外のODM企業を積極的に活用しているが、FinePix X100に関しては「メード・イン・ジャパン」の製品として国内で生産していた。
なお、本製品は発売当初から予定を上回る注文を受け、同年3月8日には供給の遅れを告知すると共に、増産体制を整えるとしていた(発表資料2)。