日本民間放送連盟(NAB) 会長の広瀬道貞氏は,2011年3月17日に実施した定例会見で,同年7月に予定している地上デジタル放送への完全移行を「粛々と進めていく」(同氏)考えを明らかにした。
広瀬氏は「全国一斉の移行が大原則」(同氏)とした上で,2011年3月11日に発生した東日本大震災の被災地に対しては,「費用や人手を投入して,地上デジタル放送へ切り替えできる環境を整えるべき」(同氏)とした。
今回の大震災の被災者に対しては,「デジタル・テレビの贈呈なども政府に求めていきたい」(広瀬氏)とした。
なおNABは,今回の大震災の被災地に対して,総額1億円の義援金を贈ることを決定している。