カナダのResearch In Motion(RIM)社は2011年3月24日(米国時間)、同年4月19日から北米で販売するタブレット端末「BlackBerry PlayBook」上でAndroid 2.3用のアプリケーション・ソフトウエア(以下、アプリ)が動作する仕組みを用意すると発表した。PlayBookはこれまで、OSとしてQNXを採用し、HTML5とAdobe AIRの二つのアプリ実行環境に対応するとしていた。
今回の発表によると「app player」と呼ぶソフトウエア実行環境を追加で提供し、この上でAndroidアプリを動作させられるようにするという。従来のBlackBerry用に作られたアプリ(J2ME)を動作させるapp playerも別途用意する。これらのソフトウエアは2011年夏にRIM社のアプリ・ストア「BlackBerry App World」で配信する予定。PlayBookで動作するAndroid用アプリ、BlackBerry用のJavaアプリともに、BlackBerry App World経由で入手できるようにする。
同社はこのほか、C/C++言語でネイティブ・アプリを開発できる環境を提供することも発表した。今回の一連の発表によりPlayBook向けアプリの開発者は、Android、J2ME、HTML5、Adobe AIR、C/C++の5種類の開発環境から選べるようになった。