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 米Mentor Graphics Corp.は,半導体理工学研究センター(STARC)が,Mentorのパラメータ抽出ツール「Calibre xACT 3D」を評価したと発表した(日本語版ニュース・リリース)。Calibre xACT 3Dは,旧・米Pextra Corp.(Mentorが2009年に買収)が持っていた電磁界解析技術を利用することで,高速性と高精度を両立したというパラメータ抽出ツールである(Tech-On!関連記事)。

 ニュース・リリースには,STARCの坪井邦彦氏(開発第2部 Mixed Signal開発室長)のコメントが紹介されている。「今回のベンチマークでは,小規模なセルや配線パターンのみのデータから大規模なブロックまで幅広い評価データを用意して,テストした。その結果,Calibre xACT 3Dはリファレンス値との誤差がほとんどなく,しかも小規模なセルのみならず数百万トランジスタ規模のSRAMにも対応できる速度と容量を備えていることが確認された。STARCで行うデバイス近傍容量に関する様々な調査において,非常に有効なツールとなった」(同氏)。