米Applied Materials, Inc.(AMAT)は、米Tower Semiconductor Ltd.とその100%子会社である米Jazz Semiconductor社(以下、TowerJazz)との間に、複数年にわたるサービス契約を結んだと発表した。この契約に基づき、TowerJazz社が米国カリフォルニア州ニューポートビーチに持つ量産ラインにおいて、AMAT社が同社製の半導体製造装置を保守する。両社は、TowerJazz社がイスラエルに持つ量産ライン「Fab 2」で5年間のサービス契約を結んだと2009年に発表しており、今回の契約が2番目となる。
TowerJazz社のsenior vice president of worldwide operationsであるEphie Koltin氏は、「製造装置の保守を外注することで、我々のユーザーにCMOSやアナログ、電力制御、イメージ・センサ、ミックスド・シグナル、MEMSなどのプロセスを提供するという我々本来の役割に集中できる」と言う。今回の契約では、エッチング装置や検査・計測装置などの保守サービスを提供する予定。最初の契約では、CVD装置、スパッタリング装置、エッチング装置、計測装置、RTP(rapid thermal processing)装置、CMP(chemical mechanical polishing)装置、エピタキシャル成膜装置などの保守サービスを提供している(発表資料)。