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 古河機械金属は、東日本大震災で被災したグループ会社の製造拠点の復旧状況について、最新の状況を発表した(ニュースリリース)。2011年4月11日および12日に発生した、福島県浜通りを震源とする「余震」の影響で、一部拠点の操業再開に遅れが出ている。

 電子材料/高純度金属ヒ素/レーザ用レンズ/半導体などの事業会社である古川電子のいわき工場(福島県いわき市)は、2011年4月14日の操業再開を予定していたが、余震の影響を受けて休業措置をいったん継続し、同月19日の操業再開を目指す。同工場における主力製品の高純度金属ヒ素については同月22日から生産する。

 古河機械金属のグループ会社(古河メタルリソース)が出資委託している小名浜製錬(本社東京)の小名浜製錬所(福島県いわき市)は、復旧工事を引き続き進めており、当初予定していた2011年7月中旬の操業再開を目指す。小名浜製錬は、三菱マテリアルやDOWAメタルマインなども出資しており、銅材料の製錬や金属リサイクルなどを手掛けている。