韓国Samsung Electronics社は4月13日から2日間、インドのニューデリーにあるタージ・パレス・ホテル(Taj Palace Hotel)で「第1回サムスン・フォーラム」を開催した(韓国語のニュース・リリース)。同社の主要取引先と現地マスコミが参加した。同社はこれまで欧州などの主要市場地域でフォーラムを数回開催してきたが、西南アジア地域で大規模のフォーラムを開催するのは今回が初めてである。
インド、バングラデシュ、スリランカを中心とする西南アジア市場は、合計14億人の人口が密集している巨大市場である。年率平均17%という高成長が期待されることから、同社は戦略的市場と位置付けている。同社は今回のフォーラムによってインドへの順調な進出を果たしたとする。今後はバングラデシュやスリランカなどにも展開することで、西南アジア市場での同社の地位を確固たるものにする計画である。
今回インドで開催したフォーラムでは、2011年に発売する新製品を大量に公開した。このうち、スマートTV、3次元(3D)テレビ、スマートフォン「Galaxy S II」、薄型ノート・パソコン、デジタル・カメラ「NX100」などが、現地関係者らの視線を集めたという。
同社の西南アジア総括のシン ジョンス氏(専務)は、「成長の潜在力が大きい西南アジア市場で業界1位の地位を固め、同市場で業界初の売上高50億米ドル、そして100億米ドルを達成する」と強調した。