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Given Imaging社 COOのKevin Rubey氏
Given Imaging社 COOのKevin Rubey氏
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外部からの操縦が可能なカプセル内視鏡の試作品とする写真
外部からの操縦が可能なカプセル内視鏡の試作品とする写真
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カプセル内視鏡の将来の方向性を示した説明資料
カプセル内視鏡の将来の方向性を示した説明資料
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 カプセル内視鏡最大手のイスラエルGiven Imaging社は、体外からの操縦が可能な次世代型のカプセル内視鏡に関し、ヒトにおける最初の臨床試験を終了したことを明らかにした。同社の日本法人であるギブン・イメージングが2011年6月21日に東京都内で開催したセミナー「カプセル内視鏡の開発経緯と未来構想、先端医療技術の事業化戦略」で、Given Imaging社 COOのKevin Rubey氏が語った。

 現在、実用化されているカプセル内視鏡は、食物の消化と同様に蠕動運動によって器官内を進むものであり、体外から進む方向や速度などを操縦できない。しかし、外部からの操作が可能になれば、詳しく観察したい箇所にカプセルをとどめたり、所望の箇所まで素早く移動させたりすることが可能になる。

 Given Imaging社の外部からの操縦が可能なカプセル内視鏡については、ヒトにおける最初の臨床試験を終了したものの、今後の開発スケジュールについては、一切未定であるとした。また、操作方法など技術の詳細についても明らかにしなかった。なおKevin氏は、同カプセル内視鏡の試作品とする写真を示した。

 この他、Kevin氏は、外部からの操縦が可能なカプセル内視鏡以外にも、次世代型カプセル内視鏡の方向性はさまざま考えられるとした。例えば、以下のような機能を備えるカプセル内視鏡である。
・薬物を届ける
・検体を運ぶ(生検ツール)
・バイオマーカーなどを検知する
・治療する

2012年には日本でも大腸用カプセル

 Kevin氏は、日本におけるカプセル内視鏡の製品展開についても言及した。現時点で日本において薬事承認を取得しているのは、小腸用のカプセル内視鏡のみだが、2011年以降、ラインアップが増えるという見通しであるという。

 具体的には、まず、2011年内に、「パテンシーカプセル」(実際のカプセル内視鏡による検査前に、消化管の開通を確認する目的で飲み込むカプセルであり、体内で溶解する)の許認可を見込んでいるという。さらに、2011年内には大腸用のカプセル内視鏡の臨床試験を始め、2012年の許認可を期待しているとした。