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図1 成長戦略
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図2 電力システム事業
図2 電力システム事業
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図3 交通システム事業
図3 交通システム事業
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図4 ビルシステム事業
図4 ビルシステム事業
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図5 中国市場の戦略
図5 中国市場の戦略
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図6 インド市場の戦略
図6 インド市場の戦略
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 2011年6月23日、三菱電機は報道機関向けに経営戦略発表会を開催した。この中で、営業利益率を5%以上に、ROEを10%以上に、借入金比率を15%以下にすることの三つを同時に継続的に達成することを経営目標として掲げた。短期的には、「個別事業戦略の推進」「海外戦略の強化」などで、中期的にはスマートグリッドやSiC製パワー半導体素子、ハイブリッド自動車(HEV)や電気自動車(EV)向け機器に向けた技術開発の推進などを行う(図1)。

 発表会では個別事業戦略の推進について、いくつか例を挙げて今後の取り組みを説明した。例えば電力システム事業では、北米や中国にある「開閉機器」の生産拠点の強化や整備などを行い、事業を拡大する(図2)。

 交通システム事業では、「推進・駆動」と「車両空調」の二つを特に伸長させる考え(図3)。日本だけでなく、北米や中国、インド、南米などでの伸びが期待できるという。なお、推進・駆動に関しては、国内シェアは1位、世界シェアは4位だという。また車両空調は世界シェア1位とする。

 ビルシステム事業は、「新設、保守、リニューアル」する循環型のビジネス・モデルを推進するという(図4)。同事業における日本市場の伸びは頭打ちだが、中国市場が今後、大きく伸びるとみている。既に中国にあるエレベータ数は日本の1.5倍で、潜在的には日本の10倍になると見込む。中国では現在シェアが17~18%で、第二位だという。今後はシェア1位を狙う。

 海外市場に関しては、特に中国とインド市場に注力する。中国市場に関しては、2010年度時点で3500億円弱の売上高を、2015年度には約5000億円、空調機事業を手掛ける中国企業との合弁会社の売り上げなどを加えて6000億円にすることを目標にする(図5)。一方、インド市場では、2010年度時点で250億円の売り上げを2015年度で750億円にまで引き上げるのが目標という(図6)。