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日立アプライアンスが発表した新型掃除機
日立アプライアンスが発表した新型掃除機
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CFRPでパイプを薄肉化
CFRPでパイプを薄肉化
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ヘッドの回転ブラシの軸をCFRPに
ヘッドの回転ブラシの軸をCFRPに
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13%の軽量化を達成
13%の軽量化を達成
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 日立アプライアンスは、カーボン繊維強化樹脂(CFRP)を使用することで、掃除機のヘッド部分を持ち上げやすくしたサイクロン式掃除機「2段ブーストサイクロン」を2011年7月23日に発売すると発表した。家庭で掃除機を使う場合、ヘッドの方向転換をはじめ、階段や段差などを清掃する際にヘッドを浮かせたり、持ち上げたりすることが多く、CFRPを用いて軽くて強いヘッド部分を実現させたとしている。

 具体的には、上下に収縮可能な延長パイプ部分とヘッドのケース上部、ヘッドの回転ブラシの軸部分にCFRPを採用した。延長パイプは、従来の樹脂に比べてパイプの厚さを2mmから1.4mmに薄肉化できたとする。ヘッドのケース上部は従来の樹脂製から約30%の薄肉化を計り、ヘッドの回転ブラシの軸は従来のアルミニウム合金製から切り替えた。CFRP化によって、延長パイプ部分とヘッド部分の重さを従来の940gから約820gと約13%軽量化できたという。

 同社では、このCFRPを用いた延長パイプとヘッドを「カーボンライト」と呼び、今回発表したサイクロン式掃除機全3機種「CV-SU7000」「CV-SU5000」「CV-SU3000」と、併せて発表した紙パック式掃除機「かるパック」の上位2機種「CV-PU300」「CV-PU20」に採用した。

 このほか、サイクロン式掃除機の上位2機種と紙パック式掃除機の最上位機種では、IEC規格「60312-1」に準拠した測定で捕集率99.999%となる排気を実現したとする。また、紙パック式掃除機では、ファンとモータの改良によって吸込仕事率を向上させ、捕集率99%のCV-PU20では、紙パック式掃除機で最も高い650Wの吸込仕事率を実現したという。

 当初の月間生産台数と市場想定価格は、サイクロン式のCV-SU7000が月産4000台で8万円前後、CV-SU5000が同5000台で7万円前後、CV-SU3000が同6000台で6万円前後。紙パック式は、CV-PU300が月産5000台で6万円前後、CV-PU20が同1万で5万円前後、CV-PU10が同1万5000台で4万円前後である。

 日立アプライアンスでは、自社製品のうち実売価格3万円以上の高級掃除機が占める割合を今回の新機種で現在の5%から10%程度に高めたいとしている。現状の日本の掃除機市場は台数ベースでは年間530万~540万台でほぼ横ばいであるものの、高級掃除機は金額ベースで55%を占めているという。